解説注に出てくる略語について:

略語 正式名称
B/S 貸借対照表
P/L 損益計算書
C/F キャッシュフロー(計算書)
F/S 財務諸表
(前・後) T/B (決算整理前・後) 残高試算表

また、各問題に予想配点を付してある(全商協会は配点を公表していないため、受験結果と異なる場合がある)

【1】予想配点:8点

表示の都合上、試験問題文で太字下線となっている部分は、ダブルクォーテーションで括って表記をしている。
(1) 予想配点:2点
他の要素と関連づけて分析する(財務諸表のさまざまな数値や金額の割合を用いる)方法を“趨勢”分析という。

用語解説

趨勢(すうせい)= あるものの動き、勢い

趨勢分析とは、ある時点を基準にして、成長度合をはかる手法です。

問題文は比率分析の説明をしています。

ポイント

「関連づけて分析する」「割合を用いる」というキーワードは比率分析の特徴です。

答え 比率

(2) 予想配点:2点
“連単倍率”は, 子会社 の個別財務諸表に対する連結財務諸表の数値の割合を比較する倍率である。

連単倍率とは、「連」結決算と親会社「単」体の決算を比較して、子会社・関連会社がグループ全体に与える影響をみる指標。(つまり、親会社の個別指標に対する連結財務諸表の数値の割合を比較する)

連単倍率 = 連結純利益 ÷ 親会社単体利益

1倍を下回る→子会社は赤字である。

答え 親会社

(3) 予想配点:1点
当座資産を「現金預金+受取手形+売掛金+有価証券」と定義するならば,当座比率の数値は必ず流動比率の数値“以下”になる。

当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債

割り算において、割るものが一緒なら、割られるものの数値が小さければ、値も小さくなる。

流動資産は当座資産に入らないものも含まれるから、当座資産の値は流動資産以下となる。(当座資産=流動資産となる場合もある)

よって、当座比率 ≦ 流動比率 であるため、問題文は正しい。

答え 〇

(4) 予想配点:2点
「資産-負債=純資産」という,純資産を計算する会計学上の見方を“収益費用”アプローチという。

収益費用アプローチとは、「期間収益から期間費用を引いて、期間利益を求める」という見方。

問題文は「資産負債アプローチ」の説明である。

A. 資産負債

(5) 予想配点:1点
ROAとは,Return On "Assets"の英語表記の略語である。

ROAとは、日本語で総資産利益率といい、総資産を総利益で除して求めることができる。

利益を生み出すために、保有資産をどの程度効率的に使えているかを表している。

日本語からもわかるように、問題文は正しい。

A. 〇

おつかれさまでした