この用語解説集の見方

各分野を「級・範囲」「学習分野」「用語」の順に整理しています。各用語では意味を確認した後、黄色の「試験ポイント」で押さえるべき内容を確認できます。

収録範囲

第1級・第2級それぞれについて、共通範囲、ビジネス情報範囲、プログラミング範囲を収録しています。右側の目次から各範囲へ移動できます。

第1級:共通範囲

1. ハードウェア・ソフトウェアに関する知識

【システムの開発と運用】

ウォータフォールモデル

システム開発を「要件定義→設計→プログラミング→テスト→運用」という順序で、前の工程が完了してから次の工程へ進む開発手法。水が上から下へ流れるイメージ。各工程の成果物が明確で管理しやすい反面、前の工程に戻りにくいという欠点がある。

試験ポイント

「一方向に進む」「手戻りが難しい」という特徴が問われる。他の開発モデルとの違いを整理しておくこと。

プロトタイピングモデル

開発の早い段階で試作品(プロトタイプ)を作り、ユーザーに確認してもらいながら要件を固めていく開発手法。ユーザーの要求を早期に把握できる利点がある。

試験ポイント

「試作品を作る」「ユーザーの要求確認」がキーワード。ウォータフォールモデルとの対比で出題されやすい。

スパイラルモデル

システムをいくつかの小さなサブシステムに分割し、各サブシステムに対してウォータフォール的な開発を繰り返しながら全体を完成させていく手法。リスク分析を重視する。

試験ポイント

「繰り返し(反復)」「リスク分析」がキーワード。プロトタイピングモデルと混同しないよう注意。

要件定義

システムに何が必要かを明確にする工程。ユーザーや発注者の要求・業務内容を分析し、システムの機能や性能の要件をまとめる。開発の最初の工程。

試験ポイント

開発工程の「最初」の工程であることを覚える。

外部設計

ユーザーから見たシステムの仕様(画面・帳票・操作方法など)を設計する工程。「基本設計」と呼ばれることもある。

試験ポイント

「ユーザー視点」「画面・帳票の設計」がキーワード。内部設計との違いに注意。

内部設計

外部設計をもとに、システム内部の処理方法やデータ構造など、技術者視点の詳細な仕様を設計する工程。「詳細設計」と呼ばれることもある。

試験ポイント

「システム内部の処理」「技術者視点」がキーワード。外部設計との対比で問われる。

プログラム設計

内部設計をもとに、個々のプログラムの処理手順(アルゴリズム)を設計する工程。

試験ポイント

内部設計の後、プログラミングの前に行われる工程として位置づけを覚える。

プログラミング

プログラム設計をもとに、実際にプログラムコードを記述する工程。

試験ポイント

開発工程の順序の中での位置づけを把握しておく。

テスト(単体テスト・結合テスト・システムテスト)

作成したプログラムやシステムが正しく動作するかを確認する工程。

  • 単体テスト:個々のモジュール(部品)単位で行うテスト
  • 結合テスト:複数のモジュールを組み合わせて行うテスト
  • システムテスト:システム全体として要件を満たすかを確認するテスト

試験ポイント

テストの順序(単体→結合→システム)と、それぞれの対象範囲が問われる。

運用・保守

システムを稼働させ、障害対応や機能改善を行う工程。開発の最終段階。

試験ポイント

開発工程の「最後」の工程であることを覚える。

ブラックボックステスト

プログラムの内部構造を考慮せず、入力と出力の関係だけを確認するテスト技法。仕様どおりに動作するかを検証する。

試験ポイント

「内部を見ない」「入出力の確認」がキーワード。ホワイトボックステストとの対比が頻出。

ホワイトボックステスト

プログラムの内部構造(ソースコード)を把握した上で、すべての処理経路が正しく動作するかを確認するテスト技法。

試験ポイント

「内部構造を見る」「処理経路の網羅」がキーワード。ブラックボックステストとの違いを必ず整理する。

人日・人月

開発にかかる作業量を表す単位。

  • 人日(にんにち):1人が1日かかる作業量
  • 人月(にんげつ):1人が1か月かかる作業量

例:10人日=1人なら10日、2人なら5日で完了

試験ポイント

計算問題が出題される。「作業量=人数×日数」の関係式を使いこなすこと。

【性能・障害管理】

RASIS(レイシス)

システムの信頼性を評価する5つの指標の頭文字をとった言葉。

  • Reliability(信頼性):故障しにくさ
  • Availability(可用性):必要なときに使えること
  • Serviceability(保守性):障害からの回復しやすさ
  • Integrity(完全性):データが正確に保たれること
  • Security(安全性):不正アクセスからの保護

試験ポイント

5つの指標の意味と英語の対応を覚える。特に信頼性・可用性・保守性は頻出。

MTBF(平均故障間隔)

Mean Time Between Failuresの略。システムが正常に稼働してから次に故障するまでの平均時間。値が大きいほど信頼性が高い。

試験ポイント

稼働率の計算に使う。「MTBFが大きい=故障しにくい」と覚える。

MTTR(平均修復時間)

Mean Time To Repairの略。故障してから修復して再稼働するまでにかかる平均時間。値が小さいほど保守性が高い。

試験ポイント

「MTTRが小さい=早く直る=保守性が高い」と覚える。

稼働率

システムが正常に動作している時間の割合。 計算式:稼働率 = MTBF ÷ (MTBF + MTTR)

試験ポイント

計算問題が必出。直列接続・並列接続の合成稼働率の計算まで押さえること。

  • 直列:稼働率A × 稼働率B
  • 並列:1 −(1−稼働率A)×(1−稼働率B)
スループット

単位時間あたりに処理できる仕事量(処理能力)。値が大きいほど性能が高い。

試験ポイント

レスポンスタイム・ターンアラウンドタイムとあわせて性能指標として出題される。

レスポンスタイム

ユーザーが要求を出してから、システムが応答を返し始めるまでの時間。

試験ポイント

「応答が始まるまでの時間」。ターンアラウンドタイムとの違いに注意。

ターンアラウンドタイム

ユーザーが処理を依頼してから、結果が出力されるまでの総時間。

試験ポイント

「結果が出るまでの総時間」。レスポンスタイムより長い概念。

フォールトトレラント

システムに障害が発生しても、全体として処理を継続できる設計思想。冗長化(予備部品の用意)などで実現する。

試験ポイント

「障害が起きても動き続ける」がキーワード。フォールトアボイダンスとの対比が重要。

フォールトアボイダンス

高品質な部品を使用するなど、そもそも障害が発生しないようにする設計思想。

試験ポイント

「障害を未然に防ぐ」がキーワード。

フェールセーフ

障害が発生したとき、安全側(被害が最小になる方向)に動作するよう設計する考え方。例:信号機が故障したら全て赤になる。

試験ポイント

「安全側に動作」がキーワード。身近な例と結びつけて覚える。

フェールソフト

障害が発生した部分を切り離して、性能が落ちても処理を継続できるよう設計する考え方。

試験ポイント

「一部が壊れても動き続ける(縮退運転)」がキーワード。フェールセーフとの違いを整理する。

フールプルーフ

操作ミスや誤った使い方をしても危険な状態にならないよう設計する考え方。例:洗濯機の蓋が開いていると動かない。

試験ポイント

「人為的ミスを防ぐ」「誤操作防止」がキーワード。

NAS(ネットワーク接続ストレージ)

Network Attached Storageの略。ネットワークに直接接続して複数のコンピュータから共有できるストレージ装置。

試験ポイント

「ネットワーク経由で共有するストレージ」として覚える。

RAID(レイド)

Redundant Array of Independent Disksの略。複数のディスクを組み合わせて、信頼性や性能を向上させる技術。

試験ポイント

ミラーリング(RAID1)・ストライピング(RAID0)との関係を整理する。

ミラーリング

同じデータを2台以上のディスクに同時に書き込む方式。1台が故障してもデータが失われない。信頼性向上が目的。

試験ポイント

「同じデータを複数ディスクに書く」「信頼性向上」がキーワード。

ストライピング

データを複数のディスクに分散して同時に書き込む方式。処理速度が向上するが、1台が故障するとデータが失われる。

試験ポイント

「データを分散」「速度向上」「信頼性は低い」がキーワード。ミラーリングとの対比が頻出。

2. 通信ネットワークに関する知識

【ネットワークの構成】

OSI参照モデル

ネットワーク通信を7つの層(レイヤ)に分けて標準化したモデル。下から順に、物理層・データリンク層・ネットワーク層・トランスポート層・セッション層・プレゼンテーション層・アプリケーション層。

試験ポイント

7層の名称と順番、各層の役割が問われる。特にIPがネットワーク層、TCPがトランスポート層であることは必須。

ハブ

複数のコンピュータをつなぐ集線装置。受け取ったデータを接続された全ての機器に送信する(スイッチングハブは宛先のみに送信)。

試験ポイント

「全ポートに送信」する点が特徴。スイッチングハブとの違いも確認する。

ルータ

異なるネットワーク間でデータを転送する機器。IPアドレスを見て最適な経路を選択する(ルーティング)。

試験ポイント

「異なるネットワークをつなぐ」「IPアドレスで経路選択」がキーワード。ハブ・ゲートウェイとの違いを整理する。

ゲートウェイ

プロトコル(通信規約)の異なるネットワーク同士を接続する機器・ソフトウェア。プロトコル変換を行う。

試験ポイント

「プロトコルが異なるネットワークをつなぐ」がキーワード。

パケットフィルタリング

ファイアウォールの機能の一つ。パケット(データの塊)のIPアドレスやポート番号を見て、通過を許可または拒否する仕組み。

試験ポイント

「IPアドレスやポート番号で通信を制御」がキーワード。

TCP/IP

インターネットで標準的に使われるプロトコルの組み合わせ。TCPは信頼性のある通信、IPはアドレス指定と経路制御を担当する。

試験ポイント

「インターネットの標準プロトコル」として覚える。TCP(伝送制御)とIP(インターネット)の役割の違いも重要。

HTTP / HTTPS
  • HTTP:Webブラウザとサーバ間でWebページをやり取りするプロトコル
  • HTTPS:HTTPにSSL/TLSによる暗号化を加えた安全なプロトコル

試験ポイント

HTTPSは「暗号化されたHTTP」。URLが「https://」で始まるサイトはHTTPS使用。

FTP

File Transfer Protocolの略。ファイルをサーバとクライアント間で転送するためのプロトコル。

試験ポイント

「ファイル転送」がキーワード。

POP / IMAP

メール受信に使うプロトコル。

  • POP:サーバからメールをダウンロードして端末に保存する
  • IMAP:メールをサーバ上で管理し、複数端末から参照できる

試験ポイント

POPは「端末に落とす」、IMAPは「サーバで管理」という違いが頻出。

SMTP

Simple Mail Transfer Protocolの略。メールを送信するためのプロトコル。

試験ポイント

「メール送信=SMTP」「メール受信=POP/IMAP」の対応を覚える。

DHCP

Dynamic Host Configuration Protocolの略。ネットワークに接続した機器に自動的にIPアドレスを割り当てるプロトコル。

試験ポイント

「IPアドレスの自動割り当て」がキーワード。

MACアドレス

ネットワーク機器のハードウェアに固有に割り当てられた48ビットの識別番号。製造時に付与され、原則として世界中でユニーク。

試験ポイント

「ハードウェアに固有」「48ビット」がキーワード。IPアドレスとの違い(IPは変更可能、MACは固有)を整理する。

IPv4 / IPv6
  • IPv4:32ビットのIPアドレス。約43億個のアドレスが使用可能だが枯渇が問題。
  • IPv6:128ビットのIPアドレス。事実上無限のアドレスが使用可能。

試験ポイント

ビット数と枯渇問題がポイント。IPv4は「xxx.xxx.xxx.xxx」形式。

CIDR(サイダー)

Classless Inter-Domain Routingの略。IPアドレスのネットワーク部とホスト部の境界を柔軟に設定する方式。「192.168.1.0/24」のように「/プレフィックス長」で表記する。

試験ポイント

「/24」などのプレフィックス表記と、それが意味するビット数を理解する。

プライベートIPアドレス / グローバルIPアドレス
  • プライベートIPアドレス:組織内のLANでのみ使用するIPアドレス(例:192.168.x.x)
  • グローバルIPアドレス:インターネット上で使用する世界で唯一のIPアドレス

試験ポイント

プライベートIPアドレスはインターネット上では直接ルーティングされず、通常はNATでグローバルIPアドレスに変換して通信する。

サブネットマスク

IPアドレスのどの部分がネットワークアドレスで、どの部分がホストアドレスかを示す値。「255.255.255.0」のように表記する。

試験ポイント

ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・使用可能ホスト数の計算が出題される。

ネットワークアドレス

そのネットワーク自体を表すアドレス。ホスト部がすべて0のアドレス。ホストには割り当てられない。

試験ポイント

「ホスト部が全部0」と覚える。

ブロードキャストアドレス

ネットワーク内のすべてのホストにデータを送る際に使うアドレス。ホスト部がすべて1のアドレス。ホストには割り当てられない。

試験ポイント

「ホスト部が全部1」と覚える。

ホストアドレス

ネットワーク内の個々の機器を識別するアドレス部分。

試験ポイント

使用可能なホスト数=2のホストビット乗 − 2(ネットワーク・ブロードキャストを除く)。

ポート番号

同一コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションを区別するための番号(0〜65535)。主なポート番号:HTTP=80、HTTPS=443、FTP=21、SMTP=25、POP3=110。

試験ポイント

主要なプロトコルとポート番号の対応は暗記必須。

NAT(ナット)

Network Address Translationの略。プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する技術。

試験ポイント

「プライベートIPをグローバルIPに変換」がキーワード。

DMZ(非武装地帯)

インターネットと内部ネットワークの間に設ける中間ネットワーク領域。WebサーバやメールサーバなどをDMZに置き、内部ネットワークを保護する。

試験ポイント

「外部からアクセスされるサーバを置く」「内部ネットワークの保護」がキーワード。

DNS

Domain Name Systemの略。「www.example.com」のようなドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み。

試験ポイント

「ドメイン名→IPアドレスに変換(名前解決)」がキーワード。

VPN

Virtual Private Networkの略。インターネット上に仮想的な専用回線(トンネル)を構築し、安全に通信する技術。暗号化により盗聴を防ぐ。

試験ポイント

「仮想専用線」「暗号化通信」がキーワード。テレワークでの活用例と結びつけて理解する。

通信速度(bps)の計算

bps(bits per second)=1秒間に転送できるビット数。 計算例:1MbpsでファイルサイズがBバイト→転送時間=B×8÷(1×10⁶)秒

試験ポイント

「バイト→ビット変換(×8)」を忘れずに。単位(Kbps、Mbps、Gbps)の変換も必要。

【ネットワークの活用】

シンクライアント

端末側にアプリケーションやデータをほとんど持たず、処理をサーバ側で行うシステム。端末の管理コストが低く、情報漏洩リスクも低い。

試験ポイント

「処理をサーバ側で行う」「データを端末に持たない」がキーワード。

Cookie(クッキー)

Webサーバがユーザーのブラウザに保存する小さなデータ。ログイン状態の維持やユーザーの行動履歴の記録に使用される。

試験ポイント

「サーバが端末に保存する情報」「ログイン状態の保持」がキーワード。プライバシーの問題とも関連する。

MIME(マイム)

Multipurpose Internet Mail Extensionsの略。電子メールで画像・音声・動画などのバイナリデータを添付して送るための規格。

試験ポイント

「メールでバイナリファイルを送る規格」として覚える。

VoIP(ボイップ)

Voice over Internet Protocolの略。インターネット回線を使って音声通話を行う技術。IP電話がこれに該当する。

試験ポイント

「インターネットを使った音声通話」がキーワード。

3. 情報モラルとセキュリティに関する知識

【セキュリティ】

共通鍵暗号方式

暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵)を使う方式。処理が速いが、鍵を安全に相手に渡すことが難しい(鍵配送問題)。

試験ポイント

「同じ鍵で暗号化・復号」「高速」「鍵配送問題あり」がキーワード。公開鍵暗号方式との対比が頻出。

公開鍵暗号方式

暗号化に使う「公開鍵」と復号に使う「秘密鍵」のペアを使う方式。公開鍵は誰でも入手できるが、秘密鍵は本人のみが持つ。

試験ポイント

「公開鍵で暗号化→秘密鍵で復号」の流れを覚える。共通鍵より処理が遅いが鍵配送問題がない。

電子署名(デジタル署名)

送信者が自分の「秘密鍵」でデータに署名し、受信者が「公開鍵」で検証することで、送信者の正当性とデータの改ざんがないことを確認する仕組み。

試験ポイント

「秘密鍵で署名→公開鍵で検証」の流れ。公開鍵暗号の逆の使い方をする点がポイント。

認証局(CA)

Certificate Authorityの略。公開鍵が本物であることを証明するデジタル証明書を発行する機関。

試験ポイント

「デジタル証明書を発行」「公開鍵の信頼性を保証」がキーワード。

SSL(TLS)

Secure Sockets Layer / Transport Layer Securityの略。インターネット上の通信を暗号化するプロトコル。現在はSSLの後継であるTLSが主流。

試験ポイント

「通信の暗号化」「HTTPS=HTTP+SSL/TLS」がキーワード。TLSはSSLの改良版。

HTTPS

HTTPにSSL/TLSによる暗号化を組み合わせたプロトコル。Webサイトとブラウザ間の通信を暗号化し、盗聴・改ざんを防ぐ。

試験ポイント

「URLがhttps://で始まる」「通信が暗号化されている」がキーワード。

ログファイル / システムログ / アクセスログ
  • ログファイル:システムの動作履歴を記録したファイル全般
  • システムログ:OSやシステムの動作・エラーを記録したログ
  • アクセスログ:サーバへのアクセス(接続元・日時・操作内容)を記録したログ

試験ポイント

不正アクセスの発見や原因究明に使われる。セキュリティ管理の重要な要素。

インシデント

情報セキュリティ上の事故や事件のこと。情報漏洩、不正アクセス、ウイルス感染なども含まれる。

試験ポイント

「セキュリティ上の問題事象」として覚える。インシデント対応の手順も問われることがある。

リスクマネジメント

組織が直面するリスクを特定・評価し、適切な対策を立てて管理するプロセス全体。

試験ポイント

「リスクの識別→評価→対策」の流れを覚える。リスクアセスメントはその一部。

リスクアセスメント

リスクマネジメントの一環として、リスクを識別・分析・評価するプロセス。

試験ポイント

リスクマネジメントの「評価・分析部分」と位置づける。

クロスサイトスクリプティング(XSS)

悪意のあるスクリプトをWebサイトに埋め込み、閲覧したユーザーのブラウザ上でそのスクリプトを実行させる攻撃手法。個人情報の窃取などに悪用される。

試験ポイント

「Webサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込む」がキーワード。SQLインジェクションと混同しないよう注意。

ソーシャルエンジニアリング

技術的な手段ではなく、人間の心理・行動の隙を突いて機密情報を入手する攻撃手法。なりすまし電話・のぞき見(ショルダーハッキング)・ゴミ箱漁りなど。

試験ポイント

「技術を使わない」「人を欺く」がキーワード。具体的な手口の例と結びつけて覚える。

SQLインジェクション

Webフォームなどの入力欄に不正なSQL文を入力し、データベースを不正操作する攻撃手法。個人情報の漏洩やデータの改ざんが起こりうる。

試験ポイント

「データベースへの不正なSQL実行」がキーワード。主な対策は、プレースホルダ(プリペアドステートメント/バインド機構)を用いてSQL文を組み立てること。入力値の検証やエスケープ処理も補助的に用いる。

第1級:ビジネス情報範囲

1. 関連知識

【問題解決の手法】

ブレーンストーミング

複数の参加者が自由にアイデアを出し合う発想法。批判禁止・自由奔放・便乗歓迎・量を重視の4原則がある。

試験ポイント

「批判禁止」「量を重視」の4原則が問われることがある。KJ法と組み合わせて使われることも多い。

KJ法

ブレーンストーミングなどで出たアイデアをカードに書き、似たもの同士をグループにまとめて問題の構造を整理する手法。考案者の川喜田二郎氏のイニシャルから命名。

試験ポイント

「カードを使って整理・分類」がキーワード。ブレーンストーミングの後に使う手法として出題されやすい。

決定表(デシジョンテーブル)

条件と処理の組み合わせを表形式で表現し、複雑な条件分岐をわかりやすく整理するツール。

試験ポイント

「条件と処理の対応を表で整理」がキーワード。表の読み取り問題が出ることがある。

DFD(データフロー図)

Data Flow Diagramの略。システム内のデータの流れを視覚的に表した図。データの源泉・吸収・プロセス・データストアの4つの要素で構成される。

試験ポイント

4つの構成要素とその意味・記号を覚える。

データフロー

DFDにおいて、データが移動する経路を表す要素。矢印で表現される。

試験ポイント

「データの流れを表す矢印」と覚える。

データの源泉と吸収

DFDにおいて、データの発生元(源泉)とデータの受け取り先(吸収)を表す要素。四角形で表現される。

試験ポイント

外部エンティティとも呼ばれる。システムの外側に位置する。

プロセス

DFDにおいて、データを処理・変換する機能を表す要素。円や角丸四角で表現される。

試験ポイント

「データの加工・変換を行う処理」がキーワード。

データストア

DFDにおいて、データが保存される場所(ファイルやデータベース)を表す要素。平行線(二重線)で表現される。

試験ポイント

「データを保存する場所」と覚える。

PERT図(パート図)

Program Evaluation and Review Techniqueの略。プロジェクトの作業順序と所要時間を矢印と丸で表した図。作業の依存関係を視覚化できる。

試験ポイント

アローダイアグラムと同義。クリティカルパスの計算とセットで出題される。

アローダイアグラム

PERT図と同義。プロジェクトの各作業を矢印(アロー)で表し、作業の順序・依存関係・所要時間を示した図。

試験ポイント

最早結合点時刻・最遅結合点時刻・クリティカルパスの計算が頻出。

クリティカルパス

アローダイアグラムにおいて、プロジェクト完了までに最も時間がかかる経路。この経路上の作業が遅れるとプロジェクト全体が遅れる。

試験ポイント

「最も時間がかかる経路」「遅延が全体に影響」がキーワード。計算問題で経路を求める問題が頻出。

ABC分析

在庫や売上などを金額の大きい順に並べ、上位グループ(A)・中位グループ(B)・下位グループ(C)に分類して重要度を判断する分析手法。

試験ポイント

「重要度による分類」「パレートの法則(上位少数が全体の大部分を占める)」と関連する。

パレート図

データを大きい順に棒グラフで表し、累積比率を折れ線グラフで重ねた図。問題の優先度を判断するのに使う。ABC分析と組み合わせて使用することが多い。

試験ポイント

「棒グラフ+累積折れ線グラフ」の組み合わせが特徴。品質管理の7つ道具の一つ。

Zグラフ

月別実績・累計・移動年計の3つの折れ線グラフを1つのグラフに重ねたもの。アルファベットの「Z」の形になることからこう呼ばれる。売上の傾向分析に使う。

試験ポイント

「3本の折れ線がZの形」「月別・累計・移動年計」がキーワード。

回帰分析

2つの変数間の関係を数式(回帰式)で表し、予測や分析を行う統計手法。

試験ポイント

散布図と回帰直線(近似曲線)とセットで理解する。表計算の FORECAST 関数も関連。

散布図

2種類のデータの関係を点で表したグラフ。相関関係(正の相関・負の相関・相関なし)を視覚的に確認できる。

試験ポイント

「2変数の関係を点で表す」がキーワード。正の相関・負の相関の見分け方を覚える。

正の相関 / 負の相関
  • 正の相関:一方が増えるともう一方も増える関係(右上がりの散布図)
  • 負の相関:一方が増えるともう一方が減る関係(右下がりの散布図)

試験ポイント

散布図の形と相関の種類の対応を覚える。

回帰直線(近似曲線)

散布図上の点の分布に最もよく当てはまる直線。将来値の予測に使用する。

試験ポイント

「予測に使う直線」として覚える。表計算のFORECAST関数と結びつける。

線形計画法

複数の制約条件のもとで、ある目的関数(利益など)を最大・最小にする解を求める数学的手法。

試験ポイント

「制約条件のもとで最適解を求める」がキーワード。表計算のソルバー機能と関連する。

ヒストグラム

データの分布状況を棒グラフで表したもの。横軸にデータの値の範囲(階級)、縦軸に頻度(度数)をとる。

試験ポイント

「データの分布・ばらつきを見る」がキーワード。品質管理の7つ道具の一つ。

特性要因図(フィッシュボーン図)

問題(結果)の原因を魚の骨のような形で整理した図。石川図・フィッシュボーン図とも呼ばれる。

試験ポイント

「原因と結果の関係を整理」「魚の骨の形」がキーワード。品質管理の7つ道具の一つ。

ファンチャート

基準となる時点を100%として、各期間のデータを指数化して比較するグラフ。複数の項目の伸び率を比較するのに適している。

試験ポイント

「基準点を100として比較」「伸び率の比較」がキーワード。

SWOT分析

組織の現状を「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」の4つの視点で整理する分析手法。

試験ポイント

4つの頭文字とその意味・内的/外的要因の分類を必ず覚える。

内的要因:強み(S)・弱み(W)

組織の内部環境に関する要因。

  • 強み:競合に対して優れている点
  • 弱み:競合に対して劣っている点

試験ポイント

内的要因は組織が自らコントロールできる要因。

外的要因:機会(O)・脅威(T)

組織の外部環境に関する要因。

  • 機会:組織にとってプラスになる外部環境の変化
  • 脅威:組織にとってマイナスになる外部環境の変化

試験ポイント

外的要因は組織がコントロールできない環境変化。

PPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)

事業や製品を「市場成長率」と「市場占有率(シェア)」の2軸で4つに分類し、経営資源の配分を決める分析手法。

  • 金のなる木:低成長・高シェア。安定した利益源
  • 花形:高成長・高シェア。将来の主力
  • 問題児:高成長・低シェア。投資が必要
  • 負け犬:低成長・低シェア。撤退を検討

試験ポイント

4つの象限の名称と特徴・戦略の方向性が問われる。図の位置関係を覚える。

【経営計画と管理】

コンプライアンス

法令・規則・社会規範などを遵守すること。企業活動において法律や倫理に従って行動すること。

試験ポイント

「法令遵守」がキーワード。セキュリティポリシーと組み合わせて問われることがある。

セキュリティポリシー

組織が情報セキュリティを確保するために定めた基本方針・規則の文書。情報資産の保護方針を明文化したもの。

試験ポイント

「情報セキュリティの基本方針」として覚える。

ERP(経営資源計画)

Enterprise Resource Planningの略。ヒト・モノ・カネ・情報などの経営資源を一元管理し、業務効率化と経営判断の迅速化を目指すシステム。

試験ポイント

「経営資源の一元管理」がキーワード。CRM・BPRとの違いを整理する。

CRM(顧客関係管理)

Customer Relationship Managementの略。顧客情報を一元管理し、顧客との関係を強化して売上向上を目指す経営手法・システム。

試験ポイント

「顧客管理・顧客満足度向上」がキーワード。

BPR(業務プロセス再設計)

Business Process Reengineeringの略。業務プロセスを抜本的に見直し、コスト削減・効率向上・品質向上を実現する経営手法。

試験ポイント

「業務プロセスの抜本的見直し」がキーワード。改善(カイゼン)と異なり、根本から作り直す点がポイント。

コアコンピタンス

企業が持つ競合他社に真似できない中核的な能力や強み。企業の競争優位の源泉となる。

試験ポイント

「他社が模倣できない中核能力」がキーワード。

アウトソーシング

自社で行っていた業務を外部の専門企業に委託すること。コスト削減やコア業務への集中が目的。

試験ポイント

「業務の外部委託」がキーワード。

アライアンス

複数の企業が共通の目的のために協力関係を結ぶこと。業務提携・技術提携など。合併や買収とは異なり、企業の独立性は保たれる。

試験ポイント

「企業間の協力・提携」がキーワード。合併(M&A)との違いを押さえる。

ハウジングサービス

顧客が所有するサーバ機器をデータセンターに設置・管理してもらうサービス。建物・電源・回線などのインフラを提供してもらう。

試験ポイント

「自社の機器を預けて管理してもらう」。ホスティングとの違いに注意。

ホスティングサービス

サービス提供業者がサーバ機器を保有・管理し、そのサーバを顧客に貸し出すサービス。

試験ポイント

「業者の機器を借りる」。ハウジング(自社機器を預ける)との対比が頻出。

ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)

Application Service Providerの略。インターネット経由でアプリケーションを提供するサービス・事業者。SaaSの前身的な概念。

試験ポイント

SaaSとほぼ同義として扱われることが多い。

SaaS(サース)

Software as a Serviceの略。インターネット経由でソフトウェアをサービスとして提供する形態。例:クラウド版OfficeやGmail。

試験ポイント

「ソフトウェアをネット経由で使う」がキーワード。PaaS・IaaSとの違いを整理する。

PaaS(パース)

Platform as a Serviceの略。アプリケーション開発・実行のための基盤(OS・ミドルウェア・開発環境)をネット経由で提供するサービス。

試験ポイント

「開発環境を提供」がキーワード。SaaS(完成品のアプリ)との違いを整理する。

IaaS(イアース)

Infrastructure as a Serviceの略。サーバ・ストレージ・ネットワークなどのインフラをネット経由で提供するサービス。

試験ポイント

「インフラ(ハードウェア)を提供」がキーワード。SaaS→PaaS→IaaSの順に利用者が管理する範囲が広がる。

2. 表計算ソフトウェアの活用

【関数の利用】

CEILING(シーリング)

指定した基準値の倍数に切り上げる関数。例:CEILING(2.3, 1) → 3

試験ポイント

「切り上げ」に使う。FLOOR(切り捨て)との対比が頻出。

FLOOR(フロア)

指定した基準値の倍数に切り捨てる関数。例:FLOOR(2.9, 1) → 2

試験ポイント

「切り捨て」に使う。CEILINGとの対比。

ABS

絶対値(マイナスをプラスに変換した値)を返す関数。例:ABS(-5) → 5

試験ポイント

「絶対値を求める」と覚える。

RANDBETWEEN

指定した範囲内のランダムな整数を返す関数。例:RANDBETWEEN(1,10) → 1〜10の乱数

試験ポイント

「乱数生成」がキーワード。シートを再計算するたびに値が変わる。

FORECAST

既知のデータをもとに、回帰直線を使って将来値を予測する関数。 例:FORECAST(x, 既知のy, 既知のx)

試験ポイント

「回帰分析による予測」と覚える。散布図・回帰直線と関連する。

MEDIAN(メジアン)

データを昇順に並べたときの中央値を返す関数。データ数が偶数のときは中央2つの平均。

試験ポイント

「中央値」がキーワード。MODE(最頻値)・平均値との違いを整理する。

MODE(モード)

データの中で最も多く出現する値(最頻値)を返す関数。

試験ポイント

「最頻値(最も多い値)」と覚える。

OFFSET

基準セルから指定した行数・列数だけずれたセルの値または範囲を返す関数。

試験ポイント

「基準セルからのずれた位置を参照」がキーワード。ROW・COLUMNと組み合わせて使われることが多い。

ROW

指定したセルの行番号を返す関数。

試験ポイント

「行番号を返す」と覚える。OFFSETやMATCHと組み合わせて出題されやすい。

COLUMN

指定したセルの列番号を返す関数。

試験ポイント

「列番号を返す」と覚える。ROWとセットで理解する。

DSUM / DAVERAGE / DMAX / DMIN / DCOUNT / DCOUNTA

データベース関数。指定した条件を満たすレコードについて集計を行う関数群。

  • DSUM:合計
  • DAVERAGE:平均
  • DMAX:最大値
  • DMIN:最小値
  • DCOUNT:数値の個数
  • DCOUNTA:空白以外の個数

試験ポイント

引数の形式(データベース, フィールド, 条件)を覚える。条件範囲の書き方(見出し+条件)が重要。

SUBSTITUTE(サブスティテュート)

文字列内の特定の文字を別の文字に置き換える関数。 例:SUBSTITUTE("東京都", "都", "府") → "東京府"

試験ポイント

「文字の置換」がキーワード。REPLACE関数との違い(SUBSTITUTEは文字指定、REPLACEは位置指定)も押さえる。

IFERROR(イフエラー)

数式がエラーになった場合に、代わりに表示する値を指定できる関数。 例:IFERROR(A1/B1, "エラー") → B1が0でも「エラー」と表示

試験ポイント

「エラー時の代替値を設定」がキーワード。VLOOKUP検索失敗時などとよく組み合わせて使う。

【応用機能】

最適解(ソルバー)

表計算ソフトの機能の一つ。制約条件のもとで目的のセルの値を最大・最小にする変数の組み合わせを求める。線形計画法の実用的な応用。

試験ポイント

「制約条件のもとでの最適解を求める機能」として覚える。ゴールシークとの違い(ゴールシークは1変数)を押さえる。

手続きの自動化(マクロ機能)

表計算ソフトで繰り返し行う操作を記録・自動化する機能。VBAなどのマクロ言語で記述される。

試験ポイント

「繰り返し操作の自動化」がキーワード。プログラミング範囲のマクロ言語と関連する。

3. データベースソフトウェアに関する知識

【DBMS】

DBMSの機能

Database Management Systemの略。データベースを効率よく管理するためのソフトウェア。データの定義・操作・制御・保護などの機能を持つ。

試験ポイント

「データベースを管理するソフトウェア」として覚える。

排他制御

複数のユーザーが同時に同じデータを更新しようとした際に、データの矛盾が起きないよう、一方のアクセスを制限する仕組み。

試験ポイント

「同時アクセス時のデータ整合性を保つ」がキーワード。ロックの仕組みと関連する。

ロック

排他制御の具体的な手段。あるトランザクションがデータを使用中、他のトランザクションのアクセスを制限すること。

試験ポイント

共有ロック・専有ロックの種類と違いを覚える。

共有ロック

複数のトランザクションが同時にデータを「読み取り」できるロック。書き込みは不可。

試験ポイント

「読み取りは複数OKだが書き込みは不可」と覚える。

専有ロック(排他ロック)

1つのトランザクションだけがデータにアクセスできるロック。他のトランザクションは読み取りも書き込みも不可。

試験ポイント

「1つのトランザクションだけが占有」と覚える。

デッドロック

複数のトランザクションが互いに相手のロックが解放されるのを待ち続け、どちらも処理が進まなくなる状態。

試験ポイント

「お互いが相手の完了待ちで止まる」がキーワード。デッドロックの発生原因と対策(タイムアウト・ロック順序の統一)を覚える。

障害回復

システムやデータベースに障害が発生した際に、正常な状態に戻すための処理。ロールバックやロールフォワードによって実現する。

試験ポイント

ロールバック・ロールフォワードの使い分けとともに覚える。

トランザクション

データベースに対する一連の処理をひとまとまりとして扱う単位。「全て成功するか、全て取り消すか」のどちらかが保証される(原子性)。

試験ポイント

ACID特性(原子性・一貫性・独立性・耐久性)と関連する。コミット・ロールバックとセットで覚える。

コミット

トランザクションの処理を確定し、変更内容をデータベースに反映させる操作。

試験ポイント

「処理の確定・確定保存」がキーワード。ロールバックとの対比が重要。

ジャーナルファイル

データベースの更新内容を記録したログファイル。障害発生時の復旧(ロールバック・ロールフォワード)に使用する。

試験ポイント

「更新履歴の記録」がキーワード。障害回復の際の更新前ログ・更新後ログの使い分けを覚える。

チェックポイント

DBMSがメモリ(バッファ)上のデータをディスクに書き出す特定の時点。障害発生時にチェックポイントから復旧を開始することでロールフォワードの範囲を短縮できる。

試験ポイント

「ディスクへの書き出し時点」「ここからロールフォワード開始」と覚える。

ロールバック

トランザクション中に障害や異常が発生した場合、処理を開始前の状態に戻すこと。更新前のジャーナルを使用する。

試験ポイント

「取り消し・元に戻す」がキーワード。コミット前の障害時に使用する。

ロールフォワード

チェックポイント以降に処理されたトランザクションを、更新後のジャーナルを使って再実行し、最新の状態に復旧すること。

試験ポイント

「やり直し・前進復旧」がキーワード。ロールバック(後退)との方向の違いを整理する。

【データベースの設計】

データベース設計の手順

概念設計→論理設計→物理設計の順で行う。

試験ポイント

3つの設計工程の順序と内容を正確に覚える。

概念設計

現実世界のデータをモデル化する工程。E-R図を使ってエンティティ・属性・リレーションシップを定義する。

試験ポイント

「現実世界のデータをモデル化」「E-R図を作成」する工程。

論理設計

概念設計で作成したモデルをリレーショナルデータベースのテーブル構造に変換する工程。正規化もこの段階で行う。

試験ポイント

「E-R図をテーブル構造に変換」「正規化」がキーワード。

物理設計

論理設計のテーブル構造を実際のデータベース上に実装する工程。インデックス設定やストレージの割り当てなどを決める。

試験ポイント

「実際のDB上への実装」「インデックスの設定」がキーワード。設計の最終段階。

非正規形

同じ属性が複数出現するなど、正規化がされていない状態のテーブル。

試験ポイント

「繰り返し項目がある状態」と覚える。正規化の出発点。

正規化(第1〜第3正規形)

データの重複や不整合をなくすためにテーブルを整理する手順。

  • 第1正規形:繰り返し属性をなくす(1つのセルに1つの値)
  • 第2正規形:部分関数従属を解消する(主キーの一部への依存を分離)
  • 第3正規形:推移的関数従属を解消する(非キー属性同士の依存を分離)

試験ポイント

各正規形の定義と、正規化の目的(データの冗長性排除・更新異常の防止)が頻出。

E-R図

Entity-Relationship図の略。データベース設計において、エンティティ(実体)・属性・リレーションシップ(関係)を視覚的に表現した図。

試験ポイント

エンティティ(四角)・リレーションシップ(菱形)・属性(楕円)の記号を覚える。多対多・1対多などの多重度も重要。

エンティティ(実体)

E-R図において、データの管理対象となる「もの」や「こと」。例:顧客・商品・注文など。

試験ポイント

「管理対象となる実体」と覚える。テーブルに対応する。

アトリビュート(属性)

エンティティが持つ特性・情報。例:顧客エンティティの属性は「顧客ID・氏名・住所」など。

試験ポイント

「エンティティの特性・項目」と覚える。テーブルの列(フィールド)に対応する。

リレーションシップ(関係)

E-R図においてエンティティ間の関連を表す。1対1・1対多・多対多の種類がある。

試験ポイント

多重度(カーディナリティ)の読み取りが重要。多対多はテーブル設計時に中間テーブルが必要。

整合性制約(参照整合性)

外部キーで参照する値は、参照先テーブルの主キーに必ず存在しなければならないという制約。データの矛盾を防ぐ。

試験ポイント

「外部キーの値は参照先に必ず存在する」がキーワード。親テーブルのレコードを削除する際に子テーブルとの関係が問われる。

【SQL】

INSERT INTO ~ VALUES ~

テーブルに新しいレコード(行)を追加するSQL文。 例:INSERT INTO 社員 VALUES (001, '田中', '営業部');

試験ポイント

列名を省略した場合は全列分の値を順序どおりに指定する必要がある。

UPDATE ~ SET ~ WHERE ~

既存レコードの値を更新するSQL文。WHERE句で更新する行を絞り込む。 例:UPDATE 社員 SET 部署='総務部' WHERE 社員ID=001;

試験ポイント

WHERE句を省略すると全レコードが更新されるため注意。

DELETE FROM ~ WHERE ~

テーブルからレコードを削除するSQL文。 例:DELETE FROM 社員 WHERE 社員ID=001;

試験ポイント

WHERE句を省略すると全レコードが削除される。

表名の別名指定

FROM句でテーブルに短い別名(エイリアス)をつけて、SQL文を簡潔に書く方法。 例:FROM 社員 AS S または FROM 社員 S

試験ポイント

結合クエリで同じテーブルを複数回使う場合などに使用する。

DISTINCT

SELECT文の出力結果から重複した行を除外するキーワード。 例:SELECT DISTINCT 部署 FROM 社員;

試験ポイント

「重複を除く」がキーワード。

LIKE(ワイルドカード %、\_)

文字列の部分一致検索に使う演算子。

  • %:0文字以上の任意の文字列
  • _:任意の1文字

例:WHERE 氏名 LIKE '田%' → 「田」で始まる氏名を検索

試験ポイント

%と_の違いを必ず覚える。NOT LIKEで否定も可能。

ORDER BY(ASC、DESC)

検索結果を並び替えるキーワード。

  • ASC:昇順(小さい順)
  • DESC:降順(大きい順)

例:ORDER BY 年齢 DESC

試験ポイント

省略するとASC(昇順)になる。複数列での並び替えも可能。

GROUP BY(HAVING)
  • GROUP BY:指定した列の値でレコードをグループ化し、集計関数を適用する
  • HAVING:GROUP BYでグループ化した後の条件絞り込みに使う

例:GROUP BY 部署 HAVING COUNT(\*) >= 5

試験ポイント

WHERE(グループ化前の条件)とHAVING(グループ化後の条件)の違いが頻出。

BETWEEN

指定した範囲内の値を検索する演算子。 例:WHERE 年齢 BETWEEN 20 AND 30 → 20以上30以下

試験ポイント

両端の値を含む(以上・以下)ことに注意。

IN(NOT IN)

複数の値のいずれかに一致する(しない)レコードを検索する演算子。 例:WHERE 部署 IN ('営業部', '総務部')

試験ポイント

OR条件を簡潔に書ける。副問合せと組み合わせても使える。

副問合せ(サブクエリ)

SELECT文の中に別のSELECT文を入れ子にして、内側の結果を外側の条件として使う構造。

試験ポイント

IN句やWHERE句との組み合わせが頻出。内側から外側の順に解釈する。

EXISTS(NOT EXISTS)

副問合せの結果にレコードが存在するか(しないか)を条件とする演算子。 例:WHERE EXISTS (SELECT \* FROM 注文 WHERE 注文.顧客ID = 顧客.顧客ID)

試験ポイント

「副問合せが1件以上ある→TRUE」と覚える。NOT EXISTSは「存在しない場合」。

第1級:プログラミング範囲

1. 関連知識

【数値・演算・誤差】

16進数の計算

16を基数とする数値表現。0〜9とA〜F(10〜15)の16種類の記号を使う。コンピュータのアドレスや色コードなどに使用される。 例:0xFF = 255(10進数)

試験ポイント

2進数・10進数・16進数の相互変換が必出。16進数1桁=2進数4桁の対応を覚える。

2進化10進数(BCD)

Binary Coded Decimalの略。10進数の各桁を4ビットの2進数で表現する方法。 例:10進数25 → BCD:0010 0101

試験ポイント

純粋な2進数とは異なる表現方式であることを理解する。

固定小数点形式

小数点の位置を固定して数値を表現する方式。整数や一定桁の小数を扱う場合に使われる。演算が高速だが、表現できる範囲が限られる。

試験ポイント

浮動小数点形式との違い(小数点の位置が固定か可変か)を整理する。

浮動小数点形式

符号・指数部・仮数部に分けて数値を表現する方式。非常に大きな数や小さな数を表現できるが、誤差が生じやすい。

試験ポイント

「仮数部×2の指数乗」の形式。丸め誤差・情報落ちなどの誤差が発生することを覚える。

補数

コンピュータが引き算や負の数を表現するために使う概念。2進数では2の補数が使われる。ある数に足すと桁上がりする値。

試験ポイント

2の補数の求め方(各ビットを反転して1を足す)を覚える。符号付き整数の表現に使われる。

クロック周波数

CPUが1秒間に動作する基本サイクル数。単位はHz(ヘルツ)。同じ設計のCPUであれば、一般に値が高いほど処理速度は速くなる。

試験ポイント

「CPUの動作周波数」「GHzで表す」と覚える。MIPSとあわせてCPU性能の指標。

MIPS(ミップス)

Million Instructions Per Secondの略。CPUが1秒間に実行できる命令数(百万単位)を表す性能指標。

試験ポイント

「1秒間に何百万命令を実行できるか」と覚える。計算問題も出題される。

情報落ち

浮動小数点演算において、絶対値の差が大きい数同士の加減算を行うとき、小さい数の情報が失われる誤差。 例:10000 + 0.0001 = 10000(0.0001が消える)

試験ポイント

「大きな数と小さな数の演算で小さな数が無視される」と覚える。

桁落ち

浮動小数点演算において、ほぼ等しい数の引き算を行うとき、有効桁数が大幅に減少する誤差。 例:1.00001 − 1.00000 = 0.00001(有効桁数が減る)

試験ポイント

「近い値の差を取ると有効桁数が減る」と覚える。情報落ちと混同しないように注意。

丸め誤差

コンピュータが有限の桁数で数値を表現するとき、収まりきらない部分を切り捨て・切り上げ・四捨五入することで生じる誤差。

試験ポイント

「表現できない小数部分の誤差」と覚える。浮動小数点数で特に発生しやすい。

【論理・テスト】

論理回路

AND・OR・NOTなどの論理演算を行う電子回路。コンピュータの基本構成要素。

試験ポイント

各ゲートの真理値表(入出力の対応表)を覚える。

AND(論理積)

2つの入力がどちらも1のとき、出力が1になる論理演算。 真理値表:1AND1=1、1AND0=0、0AND1=0、0AND0=0

試験ポイント

「両方とも1のときだけ1」と覚える。

OR(論理和)

2つの入力のどちらか一方でも1のとき、出力が1になる論理演算。 真理値表:1OR1=1、1OR0=1、0OR0=0

試験ポイント

「どちらか一方が1なら1」と覚える。

NOT(否定)

入力を反転させる論理演算。1→0、0→1に変換。

試験ポイント

「入力の逆を出力」と覚える。

XOR(排他的論理和)

2つの入力が異なるとき1、同じとき0になる論理演算。 真理値表:1XOR1=0、1XOR0=1、0XOR1=1、0XOR0=0

試験ポイント

「入力が異なるとき1」と覚える。ANDやORとの違いに注意。

ベン図(集合・論理演算)

集合の関係を円や領域で視覚的に表した図。AND(積集合)・OR(和集合)・NOT(補集合)などを図で表現できる。

試験ポイント

論理演算とベン図の対応を覚える。問題文の条件を集合・ベン図で整理できるようにする。

トップダウンテスト

上位モジュールから順に結合してテストする手法。未完成の下位モジュールはスタブ(仮のモジュール)で代替する。

試験ポイント

「上から下へ」「スタブを使う」がキーワード。

スタブ

トップダウンテストで、未完成の下位モジュールの代わりに使う仮のプログラム。あらかじめ定められた値を返すだけの簡易なプログラム。

試験ポイント

「トップダウンテストで使う仮のモジュール」と覚える。

ボトムアップテスト

下位モジュールから順に結合してテストする手法。上位モジュールの代わりにドライバ(呼び出し用の仮モジュール)を使う。

試験ポイント

「下から上へ」「ドライバを使う」がキーワード。

ドライバ

ボトムアップテストで、未完成の上位モジュールの代わりに下位モジュールを呼び出すための仮のプログラム。

試験ポイント

「ボトムアップテストで使う仮の呼び出しプログラム」と覚える。スタブとの対比が頻出。

回帰(リグレッション)テスト

プログラムの修正後、修正前に正常だった機能に問題が起きていないかを再確認するテスト。

試験ポイント

「修正の影響確認・やり直しテスト」がキーワード。

負荷テスト

システムに大量のデータやアクセスを与え、性能限界や安定性を確認するテスト。

試験ポイント

「高負荷時の動作確認」がキーワード。

機能テスト

システムが要件どおりの機能を持っているかを確認するテスト。

試験ポイント

「機能の正確性を確認」と覚える。

性能テスト

システムの処理速度・応答時間・スループットなどの性能が要件を満たしているかを確認するテスト。

試験ポイント

「処理速度や応答時間を確認」がキーワード。

【シフト演算】

シフト演算

ビット列を左または右にずらす演算。2進数での乗算・除算を高速に行うために使われる。

試験ポイント

左シフト=2倍、右シフト=2分の1になることを覚える。

論理シフト

ビット列をずらすとき、あふれたビットは捨て、空いた部分には0を補充するシフト演算。符号を考慮しない。

試験ポイント

「空いた桁に0を補う」「符号なし数値に使用」と覚える。

算術シフト

符号ビットを保持したまま数値部分だけをずらすシフト演算。負の数を扱う場合に使用する。右シフト時は符号ビット(最上位ビット)を複製して補う。

試験ポイント

「符号を保持」「負の数に対応」がキーワード。論理シフトとの違いを整理する。

【データ構造・オブジェクト指向】

データ構造

データをコンピュータで効率よく管理・操作するための格納方式の概念。スタック・キュー・リスト・木構造などがある。

試験ポイント

各データ構造の特徴と操作の特性を理解する。

キュー(Queue)

先に入れたデータが先に取り出される「先入れ先出し(FIFO:First In First Out)」構造。待ち行列に例えられる。

試験ポイント

「FIFO」「先入れ先出し」がキーワード。スタック(LIFO)との対比が頻出。

スタック(Stack)

後から入れたデータが先に取り出される「後入れ先出し(LIFO:Last In First Out)」構造。ブロックを積み上げる(Push)・取り出す(Pop)操作で管理する。

試験ポイント

「LIFO」「後入れ先出し」がキーワード。関数呼び出し時の戻り先管理などに使われる。

リスト(連結リスト)

各データ要素がデータ本体と次の要素へのポインタ(アドレス)を持つデータ構造。要素の挿入・削除が柔軟にできる。

試験ポイント

「ポインタで要素をつなぐ」「挿入・削除が容易」がキーワード。配列との違いを理解する。

ポインタ

メモリ上のアドレス(番地)を値として持つ変数。連結リストや木構造での要素間のリンクに使用する。

試験ポイント

「アドレスを格納する変数」と覚える。

木構造(ツリー構造)

根(ルート)ノードを頂点として、枝分かれして広がる階層的なデータ構造。ファイルシステムやDBの索引などに使われる。

試験ポイント

根・節・葉・親子関係などの用語と、二分木(各ノードが最大2つの子を持つ木)の特徴を覚える。

オブジェクト指向

データ(属性)と処理(メソッド)をひとまとめにした「オブジェクト」を基本単位としてプログラムを設計・開発する考え方。

試験ポイント

クラス・インスタンス・カプセル化・継承・ポリモーフィズムが主要概念。

オブジェクト

オブジェクト指向において、データ(属性)と処理(メソッド)をまとめた実体。クラスから生成される。

試験ポイント

「属性とメソッドを持つ実体」と覚える。

クラス

オブジェクトの設計図(テンプレート)。属性とメソッドを定義したもの。クラスをもとにインスタンスを生成する。

試験ポイント

「オブジェクトの設計図」がキーワード。インスタンスとの関係(クラス→インスタンスを生成)を覚える。

インスタンス

クラスをもとに実際に生成されたオブジェクト。同じクラスから複数のインスタンスを作成できる。

試験ポイント

「クラスから生成した実体」がキーワード。

カプセル化

オブジェクトの内部データや処理を外部から隠蔽し、決められたインターフェイス(メソッド)を通じてのみアクセスできるようにする概念。

試験ポイント

「情報隠蔽」「外部からの不正なアクセスを防ぐ」がキーワード。

【プログラム呼び出し】

リカーシブ(再帰)

プログラムが自分自身を呼び出す処理。階乗計算や木構造の探索などに使われる。

試験ポイント

「自分自身を呼び出す」「終了条件(基底ケース)が必要」がキーワード。

リロケータブル(再配置可能)

プログラムがメモリ上のどの位置にロードされても正しく実行できる性質。

試験ポイント

「どのアドレスにロードしても動く」と覚える。

リエントラント(再入可能)

複数のプログラム(タスク)が同じプログラムを同時に実行しても正しく動作する性質。

試験ポイント

「複数のタスクが同時に使える」がキーワード。

リユーザブル(再使用可能)

一度実行したプログラムを、再ロードすることなく繰り返し使用できる性質。

試験ポイント

「ロードし直さずに再使用できる」と覚える。4つの「リ〜」の性質の違いを整理する。

2. アルゴリズム
関数の呼び出し

あるプログラムから別の関数(サブルーチン)を呼び出して実行し、結果を受け取る処理。

試験ポイント

引数(渡す値)と戻り値(返ってくる値)の関係を理解する。

コントロールブレイク

データを特定の項目(キー項目)でグループ化し、グループが切り替わるタイミングで集計・出力を行うアルゴリズム。

試験ポイント

「グループ切り替え時の処理」がキーワード。事前にキー項目でソートしておく必要がある。

多次元配列

行と列(さらに深さ)で構成される配列。2次元配列は表形式のデータを扱うのに使われる。

試験ポイント

配列の添え字の指定方法と、行・列のアクセス方法を理解する。

二分探索

ソート済みのデータ列を半分に分割しながら目的の値を探す探索アルゴリズム。線形探索より大幅に高速。

試験ポイント

「ソート済みのデータに使える」「中央値との比較で半分ずつ絞り込む」がキーワード。計算量O(log n)。

順位付け

データの中で各値が何位に当たるかを求める処理。

試験ポイント

同順位(タイ)の扱いや処理の流れをトレースできるようにする。

ソート

データを特定の順序(昇順・降順)に並べ替えるアルゴリズムの総称。

試験ポイント

各ソートアルゴリズムの特徴・手順・比較回数を理解する。

バブルソート(交換法)

隣り合うデータを比較し、順序が逆であれば交換する操作を繰り返すソートアルゴリズム。

試験ポイント

「隣同士を比較・交換」がキーワード。パス(1回の走査)ごとに最大値が末尾に確定していく点を覚える。

セレクションソート(選択法)

未整列部分から最小値(または最大値)を選んで先頭と交換する操作を繰り返すソートアルゴリズム。

試験ポイント

「最小値を選んで先頭に移動」がキーワード。交換回数が少ない点が特徴。

インサーションソート(挿入法)

整列済み部分に未整列部分の先頭要素を適切な位置に挿入していくソートアルゴリズム。

試験ポイント

「整列済み部分に挿入していく」がキーワード。データがほぼ整列済みの場合に高速。

3. プログラム言語(マクロ言語)
変数:Double、Boolean
  • Double(ダブル):倍精度浮動小数点数を格納する変数型。小数を含む数値に使用する。
  • Boolean(ブーリアン):TrueまたはFalseの2値を格納する変数型。条件判定に使用する。

試験ポイント

第2級のLong(整数)・String(文字列)にDouble・Booleanが加わる。各型の用途を整理する。

配列:一次元配列、多次元配列
  • 一次元配列:1列のデータを並べた配列。添え字1つでアクセスする。
  • 多次元配列:行と列(さらに次元)を持つ配列。2次元配列なら添え字2つでアクセスする。

試験ポイント

配列の宣言方法(Dim 配列名(上限) As 型)と添え字のアクセス方法を覚える。

引数(ひきすう)

関数やプロシージャを呼び出す際に渡す値。Function・Subに対して値を「渡す側(実引数)」と「受け取る側(仮引数)」がある。

試験ポイント

Callで渡す値と受け取る変数の対応を理解する。

関数:Left、Right、Mid、Len

文字列操作に使う関数。

  • Left(文字列, n):左からn文字を取り出す
  • Right(文字列, n):右からn文字を取り出す
  • Mid(文字列, 開始位置, n):指定位置からn文字を取り出す
  • Len(文字列):文字列の長さ(文字数)を返す

試験ポイント

引数の意味と順序を正確に覚える。文字列の切り出し問題が頻出。

Call

プロシージャ(Sub)を呼び出す命令。 例:Call 計算処理(x, y)

試験ポイント

Call後に引数を渡せる。Callを省略して呼び出す書き方も可。

Function ~ End Function

戻り値を返す関数を定義する構文。関数名に結果を代入することで呼び出し元に値を返す。 例:

Function 合計(a As Long, b As Long) As Long
    合計 = a + b
End Function

試験ポイント

Sub(戻り値なし)との違いを整理する。戻り値の代入方法(関数名 = 値)を覚える。

Exit Do / Exit For
  • Exit Do:Do〜Loopの繰り返し処理を途中で抜け出す命令
  • Exit For:For〜Nextの繰り返し処理を途中で抜け出す命令

試験ポイント

条件が満たされたらループを早期に終了させる場面で使う。

Select Case ~ End Select

条件値に応じて複数の処理分岐を行う構文。If〜ElseIfの連続よりも可読性が高い。

Select Case 変数
    Case 1: 処理1
    Case 2: 処理2
    Case Else: その他の処理
End Select

試験ポイント

Case Elseはどの条件にも当てはまらない場合の処理。値・範囲・複数条件の書き方を覚える。

マルチステートメント(:)

1行に複数の命令を「:(コロン)」で区切って記述する方法。 例:a = 1 : b = 2 : c = 3

試験ポイント

1行に複数処理を書けることを覚える。

行の継続(\_)

長い命令を複数行に分けて書くときに使う「_(アンダースコア)」。行末に「 _」を入れると次の行に続くことを示す。

試験ポイント

「スペース+アンダースコア」で行を継続できることを覚える。

第2級:共通範囲

1. ハードウェア・ソフトウェアに関する知識

【ハードウェアの構成】

OCR(光学文字認識)

Optical Character Recognitionの略。紙に書かれた文字や印刷された文字を光学的に読み取り、デジタルデータに変換する装置・技術。

試験ポイント

「文字を光学的に読み取る」と覚える。OMRとの違いを整理する。

OMR(光学マーク認識)

Optical Mark Readerの略。マークシートの塗りつぶされた部分を光学的に読み取る装置。試験の答案読み取りなどに使われる。

試験ポイント

「マーク(塗りつぶし)を読み取る」と覚える。OCRとの対比が頻出。

磁気ディスク装置

磁気を利用してデータを記録・再生する補助記憶装置(ハードディスクなど)。データを磁気的に書き込む。

試験ポイント

磁気ヘッド・トラック・セクタ・シリンダの各部品の名称と役割をセットで覚える。

磁気ヘッド

磁気ディスク上のデータを読み書きする部品。アクセスアームの先端に取り付けられている。

試験ポイント

「データの読み書きをする部品」と覚える。

アクセスアーム

磁気ヘッドをディスク上の目的のトラックへ移動させる腕状の機構。

試験ポイント

「磁気ヘッドを移動させる腕」と覚える。

シリンダ

複数の磁気ディスク面において、同じ半径位置にある全トラックの集合。

試験ポイント

「複数ディスク面の同一位置のトラックをまとめた概念」と覚える。

トラック

磁気ディスク上の同心円状のデータ記録領域。ディスクの内周から外周にかけて複数存在する。

試験ポイント

「同心円状のデータ領域」と覚える。

セクタ

トラックをさらに分割した最小の記録単位。データの読み書きはセクタ単位で行われる。

試験ポイント

「トラックを分割した最小単位」と覚える。アドレス指定(シリンダ・トラック・セクタ)の組み合わせでデータ位置を特定する。

UPS(無停電電源装置)

Uninterruptible Power Supplyの略。停電時にもコンピュータに一定時間電力を供給するバッテリー内蔵の電源装置。

試験ポイント

「停電時の電源バックアップ」がキーワード。

【ソフトウェアに関する知識】

ドット / ピクセル(画素)

ピクセルはデジタル画像を構成する最小単位、ドットは主にディスプレイや印刷物などの出力上の点を指す。文脈によって近い意味で使われることもある。

試験ポイント

「画像の最小単位」と覚える。

解像度(dpi・ppi)
  • dpi(dots per inch):印刷時の1インチあたりのドット数
  • ppi(pixels per inch):ディスプレイの1インチあたりのピクセル数

値が大きいほど高精細。

試験ポイント

「1インチあたりのドット数・ピクセル数」として覚える。解像度が高い=高画質・データ量大。

画像容量の計算

画像のデータ量(バイト数)は、縦ピクセル×横ピクセル×色の深さ(ビット数)÷8で計算できる。

試験ポイント

計算問題が出題される。ビット→バイト変換(÷8)を忘れずに。

RGB

光の三原色(Red・Green・Blue)を組み合わせて色を表現する方式。ディスプレイなどの発光体での色表現に使用する。

試験ポイント

「光の三原色」「加法混色(混ぜると白くなる)」と覚える。CMYKとの対比が重要。

CMYK

印刷に使うインクの4色(Cyan・Magenta・Yellow・Key plate(黒))で色を表現する方式。

試験ポイント

「印刷の4色」「減法混色(混ぜると黒くなる)」と覚える。RGB(ディスプレイ)との対比。

圧縮 / 解凍
  • 圧縮:データのサイズを小さくすること
  • 解凍(展開):圧縮されたデータを元のサイズに戻すこと

試験ポイント

可逆圧縮(元に戻せる)と非可逆圧縮(完全には戻せない)の違いも押さえる。

アーカイバ

複数のファイルをひとまとめにしたり、圧縮・解凍を行うためのソフトウェア。ZIPやLZHなどが代表例。

試験ポイント

「ファイルのまとめ・圧縮・解凍ツール」と覚える。

プラグアンドプレイ

周辺機器をコンピュータに接続すると、自動的に認識・設定(ドライバインストール)が行われる機能。

試験ポイント

「つなぐだけで自動認識・設定」がキーワード。

【ディレクトリとファイル】

ルートディレクトリ

ファイルシステムの最上位のディレクトリ。すべてのファイル・フォルダはここから分岐する。

試験ポイント

「ファイルシステムの根(最上位)」と覚える。

サブディレクトリ

ルートディレクトリの下に作成された階層的なディレクトリ(フォルダ)。

試験ポイント

「親ディレクトリの下に作るフォルダ」と覚える。

拡張子

ファイル名の末尾に「.(ドット)」で区切られたファイルの種類を示す文字列。例:.docx、.jpg、.mp3

試験ポイント

主要なファイル形式と拡張子の対応を覚える。

テキストファイル / バイナリファイル
  • テキストファイル:文字コードで記述された人間が直接読める形式のファイル(.txt、.csvなど)
  • バイナリファイル:テキスト以外のデータ(画像・音声・実行ファイルなど)をバイナリ形式で保存したファイル

試験ポイント

テキストエディタで開けるかどうかが違いのポイント。

ファイル形式(BMP・JPEG・GIF・PNG・MPEG・MIDI・MP3・CSV・PDF・ZIP)
形式 種別 特徴
BMP 画像 非圧縮・高品質・容量大
JPEG 画像 非可逆圧縮・写真に適す
GIF 画像 256色・アニメ対応・可逆圧縮
PNG 画像 可逆圧縮・透過対応
MPEG 動画 動画の圧縮規格
MIDI 音楽 演奏情報(音符データ)を記録
MP3 音声 非可逆圧縮・小容量
CSV データ カンマ区切りのテキスト
PDF 文書 環境依存しない文書形式
ZIP 圧縮 ファイル圧縮・アーカイブ

試験ポイント

各形式の特徴と用途の違いを整理する。特に画像形式(可逆・非可逆)と音声形式の違いが頻出。

【関連知識】

2進数の計算

0と1だけを使う2を基数とする数値体系。コンピュータの内部処理はすべて2進数で行われる。

試験ポイント

2進数⇔10進数の変換、2進数の加減算、桁の重みを理解する。

ISO / JIS / ANSI / IEEE
  • ISO:国際標準化機構(国際規格)
  • JIS:日本産業規格(日本規格)
  • ANSI:米国国家規格協会(アメリカ規格)
  • IEEE:米国電気電子技術者協会(電気・電子・情報の規格)

試験ポイント

各機関の名称・役割・対応する規格の範囲を覚える。

文字コード(JISコード・ASCIIコード・Unicode)
  • JISコード:日本語の文字を表すための文字コード
  • ASCIIコード:英数字・記号を7ビットで表す基本的な文字コード
  • Unicode:世界中の文字を統一して扱うための文字コード

試験ポイント

それぞれの文字コードの用途と特徴の違いを整理する。

TCO(総保有コスト)

Total Cost of Ownershipの略。システムの導入から廃棄までに必要なすべてのコスト(ハード・ソフト・運用・保守・教育等)の合計。

試験ポイント

「導入から廃棄までの全コスト」がキーワード。イニシャルコスト・ランニングコストとの関係を整理する。

イニシャルコスト

システム・設備の導入時に初期にかかるコスト(購入費・設置費・初期設定費など)。

試験ポイント

「最初にかかるコスト」と覚える。

ランニングコスト

システムを運用・維持するために継続的にかかるコスト(保守費・電気代・消耗品費など)。

試験ポイント

「運用中にかかり続けるコスト」と覚える。TCO=イニシャルコスト+ランニングコスト(の合計)。

ワイルドカード( / ?)* ファイル検索などで任意の文字を表す特殊文字。

  • *:0文字以上の任意の文字列
  • ?:任意の1文字

例:「*.txt」→ すべてのテキストファイル 📝 試験ポイント:SQLのLIKE(%と_)との対比で整理する。OSのファイル検索では*と?を使う。

2. 通信ネットワークに関する知識

【ネットワークの構成】

アナログ回線 / デジタル回線
  • アナログ回線:音声を連続した電気信号(波形)で伝送する従来型の電話回線
  • デジタル回線:データを0と1のデジタル信号で伝送する回線。ノイズに強く高速・高品質な通信が可能

試験ポイント

「デジタルはノイズに強い・高速」と覚える。

パケット

ネットワーク上でデータを転送する際の分割された小さなデータの単位。ヘッダ(宛先・順序情報)とデータ部で構成される。

試験ポイント

「データを小分けにした転送単位」と覚える。

LAN(ローカルエリアネットワーク)

Local Area Networkの略。建物内や敷地内など、限られた範囲内のネットワーク。

試験ポイント

WANとの対比(LANは狭い範囲、WANは広い範囲)を整理する。

有線LAN / 無線LAN(Wi-Fi)
  • 有線LAN:LANケーブル(イーサネットケーブル)を使って機器を接続するネットワーク
  • 無線LAN(Wi-Fi):電波を使って機器を無線接続するネットワーク

試験ポイント

有線は安定・高速、無線は利便性高いが干渉を受けやすい。

SSID

Service Set Identifierの略。無線LANのアクセスポイントを識別するための名前(ネットワーク名)。

試験ポイント

「Wi-Fiのアクセスポイント名」と覚える。セキュリティ対策としてSSIDを非表示にする設定もある。

テザリング

スマートフォンなどをルータとして利用し、他の機器をインターネットに接続する機能。

試験ポイント

「スマホをWi-Fiルータとして使う機能」と覚える。

【ネットワークの活用】

ピアツーピア(P2P)

サーバを介さず、コンピュータ同士が直接データを送受信し合う通信方式。

試験ポイント

「サーバなしで直接通信」がキーワード。クライアントサーバ方式との対比が頻出。

クライアントサーバシステム

サービスを提供するサーバと、それを利用するクライアント(端末)で構成されるシステム。役割が明確で集中管理しやすい。

試験ポイント

「サーバがサービスを提供」「集中管理」がキーワード。P2Pとの対比を整理する。

ストリーミング

データをダウンロードしながら同時に再生する技術。動画・音楽のオンライン再生に使われる。

試験ポイント

「ダウンロードしながら同時再生」がキーワード。ダウンロード後に再生する方式との違いを理解する。

グループウェア

組織内での情報共有・コミュニケーションを支援するソフトウェア。メール・スケジュール・掲示板・ファイル共有などの機能を持つ。

試験ポイント

「組織内の情報共有・コラボレーションツール」と覚える。

3. 情報モラルとセキュリティに関する知識

【権利の保護と管理】

知的財産権

人間の知的活動によって生み出されたものを保護する権利の総称。著作権・産業財産権などを含む。

試験ポイント

著作権・産業財産権・肖像権の関係を整理する。

産業財産権

特許権・実用新案権・意匠権・商標権の4つの工業的な知的財産を保護する権利。特許庁への出願・登録が必要。

試験ポイント

「特許・実用新案・意匠・商標の4つ」と覚える。登録が必要な点が著作権と異なる。

著作権

文章・音楽・絵画・プログラムなどの創作物を保護する権利。創作した時点で自動的に発生し、登録は不要。

試験ポイント

「創作時点で自動発生」「登録不要」がキーワード。保護期間は原則として著作者の死後70年だが、著作物の種類などにより扱いが異なる場合がある。

肖像権

自分の顔・姿が無断で撮影・公開されないよう保護する権利。法律に明文規定はないが判例で認められている。

試験ポイント

「無断撮影・公開からの保護」と覚える。SNSへの写真投稿問題と関連する。

著作権法 / 個人情報保護法 / 不正アクセス禁止法
  • 著作権法:著作物の保護と適正利用に関する法律
  • 個人情報保護法:個人情報の取り扱いに関する義務を定めた法律
  • 不正アクセス禁止法:他人のID・パスワードを無断使用するなどの不正アクセスを禁止する法律

試験ポイント

各法律の内容と適用場面の違いを整理する。

フリーウェア / シェアウェア
  • フリーウェア:無料で使用できるソフトウェア
  • シェアウェア:一定期間無料で試用でき、継続使用には料金が必要なソフトウェア

試験ポイント

両者の違い(完全無料か試用後有料か)を整理する。

サイトライセンス

1つのソフトウェアを特定の組織や拠点内で複数台にインストールして使用することを認めるライセンス形態。

試験ポイント

「組織全体での使用許諾」がキーワード。

OSS(オープンソースソフトウェア)

ソースコードが公開されており、ライセンス条件に従って利用・改変・再配布できるソフトウェア。Linux・Androidなどが代表例。

試験ポイント

「ソースコード公開」「ライセンス条件に従った利用・改変・配布」がキーワード。利用条件はソフトウェアごとに異なる。

【セキュリティ管理】

多要素認証

パスワード(知識)・スマートフォン(所持)・指紋(生体)など、異なる種類の認証要素を2つ以上組み合わせた認証方式。

試験ポイント

「異なる種類の認証を複数組み合わせる」がキーワード。多段階認証との違いを注意。

多段階認証

複数の認証手順を段階的に行う方式。認証要素の種類が異なるとは限らないため、多要素認証とは区別される。

試験ポイント

「複数段階の認証手順」と覚える。多要素認証(異なる種類の要素を組み合わせる)との違いに注意。

ワンタイムパスワード

1回限りしか使えない使い捨てのパスワード。盗まれても再利用できないため安全性が高い。

試験ポイント

「使い捨てパスワード」「再利用不可」がキーワード。

シングルサインオン(SSO)

1度の認証(ログイン)で、複数のシステムやサービスを利用できる仕組み。

試験ポイント

「1回のログインで複数サービスを使える」がキーワード。利便性向上に使われる。

アクセス許可(フルコントロール・読み取り・書き込み)

ファイルやフォルダに対するユーザーの操作権限の設定。

  • フルコントロール:全ての操作(読み取り・書き込み・削除・権限変更)が可能
  • 読み取り:ファイルを開いて内容を見ることのみ可能
  • 書き込み:ファイルの内容を変更・保存できる

試験ポイント

権限の範囲の広さ(フルコントロール>書き込み>読み取り)を整理する。

ファイアウォール

内部ネットワークと外部ネットワーク(インターネット)の間に設置し、不正な通信を遮断するシステム。

試験ポイント

「内外の通信を監視・遮断する防壁」と覚える。パケットフィルタリングがその機能の一つ。

セキュリティホール(脆弱性)

ソフトウェアやシステムに存在するセキュリティ上の欠陥・弱点。攻撃者に悪用される可能性がある。

試験ポイント

「ソフトウェアの脆弱性(弱点)」と覚える。定期的なアップデートで対処する。

キーロガー

キーボードの入力内容を記録するソフトウェア。悪意のあるものはパスワードや個人情報を不正に収集する。

試験ポイント

「キー入力を盗む」がキーワード。マルウェアの一種。

ランサムウェア

コンピュータのファイルを暗号化し、解除の代わりに身代金(Ransom)を要求する悪意のあるソフトウェア(マルウェア)。

試験ポイント

「身代金要求型ウイルス」「ファイルを暗号化して使用不能にする」がキーワード。

ガンブラー

正規のWebサイトを改ざんして悪意のあるコードを埋め込み、閲覧した利用者のコンピュータにマルウェアを感染させる攻撃手法。

試験ポイント

「Webサイトの改ざんを利用した攻撃」がキーワード。

暗号化 / 復号
  • 暗号化:データを決まった規則(鍵)を使って第三者が読めない形式に変換すること
  • 復号:暗号化されたデータを元の形式に戻すこと

試験ポイント

共通鍵暗号方式・公開鍵暗号方式とセットで理解する。

バックアップ

データの消失や破損に備えて、データのコピーを別の場所に保存すること。

試験ポイント

「データの複製・保存」がキーワード。定期的なバックアップの重要性とともに覚える。

第2級:ビジネス情報範囲

1. 表計算ソフトウェアの活用

【関数の利用】

DATE / YEAR / MONTH / DAY
  • DATE(年,月,日):指定した年月日からシリアル値(日付データ)を作成する
  • YEAR(日付):日付から年を取り出す
  • MONTH(日付):日付から月を取り出す
  • DAY(日付):日付から日を取り出す

試験ポイント

日付の組み立て(DATE)と分解(YEAR/MONTH/DAY)の両方向を理解する。

WEEKDAY

日付に対応する曜日を数字で返す関数。戻り値の対応は種類(タイプ)引数で変わる(タイプ1:日=1〜土=7)。

試験ポイント

タイプ引数(1・2・3)と数値と曜日の対応を正確に覚える。

TIME / HOUR / MINUTE / SECOND
  • TIME(時,分,秒):時刻データを作成する
  • HOUR(時刻):時刻から時を取り出す
  • MINUTE(時刻):時刻から分を取り出す
  • SECOND(時刻):時刻から秒を取り出す

試験ポイント

DATE/YEAR等と同様に、TIMEは組み立て、HOUR/MINUTE/SECONDは分解に使う。

INT

数値をその数値以下の最も近い整数に丸める関数。負の数では注意が必要(−2.3 → −3)。

試験ポイント

負の数では、0に近づくのではなく、より小さい整数へ丸められる点に注意する。

MOD

割り算の余り(剰余)を返す関数。 例:MOD(10, 3) → 1(10÷3の余り)

試験ポイント

「余りを求める」と覚える。奇数・偶数の判定にも使える。

SUMIFS

複数の条件に一致するセルの合計を求める関数。 例:SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2)

試験ポイント

SUMIFは条件1つ、SUMIFSは条件複数。引数の順序(合計範囲が最初)を覚える。

AVERAGEIFS

複数の条件に一致するセルの平均を求める関数。

試験ポイント

SUMIFSと同様の引数構造。AVERAGEIFとの違い(条件の数)を整理する。

COUNTIFS

複数の条件に一致するセルの個数を数える関数。

試験ポイント

COUNTIFは条件1つ、COUNTIFSは条件複数。「S」がついたら複数条件と覚える。

LARGE / SMALL
  • LARGE(範囲, n):範囲内でn番目に大きい値を返す
  • SMALL(範囲, n):範囲内でn番目に小さい値を返す

試験ポイント

第1位ならMAX/MINと同じ結果。「n番目の大小値」が必要なときに使う。

VLOOKUP / HLOOKUP
  • VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法):縦方向にデータを検索して対応する値を返す
  • HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索方法):横方向にデータを検索して対応する値を返す

試験ポイント

VLOOKUPは縦(V=Vertical)、HLOOKUPは横(H=Horizontal)。検索方法(0/FALSE=完全一致)を必ず確認する。

INDEX / MATCH
  • INDEX(範囲, 行番号, 列番号):指定した位置のセルの値を返す
  • MATCH(検索値, 検索範囲, 照合方法):検索値が検索範囲の何番目かを返す

組み合わせてVLOOKUPより柔軟な検索ができる。

試験ポイント

MATCH(位置を特定)→INDEX(値を取得)の流れで使う。VLOOKUPとの違いを理解する。

TEXT

数値や日付を指定した書式の文字列に変換する関数。 例:TEXT(A1, "yyyy/mm/dd") → 日付を文字列に変換

試験ポイント

「書式を指定して文字列に変換」がキーワード。書式コード("0,000"など)の書き方も確認する。

FIND / SEARCH

文字列の中から特定の文字を探し、その位置(先頭から何文字目か)を返す関数。

  • FIND:大文字・小文字を区別する・ワイルドカード不可
  • SEARCH:大文字・小文字を区別しない・ワイルドカード可

試験ポイント

FINDとSEARCHの違い(大文字小文字の区別)が頻出。

AND / OR / NOT(論理関数)
  • AND(条件1, 条件2, …):全条件がTRUEのときTRUEを返す
  • OR(条件1, 条件2, …):一つでもTRUEがあればTRUEを返す
  • NOT(条件):TRUEをFALSEに、FALSEをTRUEに反転する

試験ポイント

IF関数の条件部分と組み合わせて使う。真理値表を使いこなせるようにする。

文字列結合(\&)

「&(アンパサンド)」を使って複数のセルの文字列を連結する演算子。 例:=A1 & "様" → 「田中様」のように結合

試験ポイント

「文字列を結合する」と覚える。数値同士に使うと文字列として結合される点に注意。

【応用操作】

複合参照

セルの行または列のどちらか一方のみを固定する参照方式。「$A1」(列固定)や「A$1」(行固定)のように「$」で一方だけを固定する。

試験ポイント

絶対参照($A$1:行列両方固定)・相対参照(A1:両方可変)・複合参照(片方固定)の違いを整理する。

フィルタ

表の中から条件に合うレコードだけを表示・抽出する機能。

試験ポイント

「条件に合う行を表示・非表示にする機能」と覚える。

マルチシート

複数のシートをまたいでデータを参照・集計する操作。シート名を指定して別シートのセルを参照できる。

試験ポイント

「シート名!セル番地」の形式で別シートを参照できることを覚える。

グループ集計(小計)

データを特定の項目でグループ化し、各グループの小計・合計を自動で計算する機能。

試験ポイント

「グループごとの小計を自動挿入」がキーワード。あらかじめグループ項目でソートが必要。

クロス集計(ピボットテーブル)

行と列の2軸でデータを集計する機能。行・列・集計方法を変えて多様な分析が素早くできる。

試験ポイント

「行と列の2軸で集計するテーブル」と覚える。集計のやり直しが容易なことが特徴。

最適解(ゴールシーク)

目標値を設定し、それを実現するための変数の値を逆算で求める機能。変数は1つのみ。

試験ポイント

「1変数を逆算する機能」。複数変数を扱えるソルバー(第1級)との違いを整理する。

【グラフ】

散布図

2つの変数の関係を点で表したグラフ(ビジネス情報範囲での活用)。

試験ポイント

共通範囲の「問題解決の手法」でも登場する。グラフの作成方法・相関関係の読み取りを押さえる。

複合グラフ

棒グラフと折れ線グラフなど、異なる種類のグラフを一つにまとめたグラフ。

試験ポイント

第2軸(右側のY軸)を設定して異なるスケールのデータを重ねる問題が出る。

2軸上の折れ線と棒 / 2軸上の折れ線
  • 2軸上の折れ線と棒:左軸を棒グラフ、右軸を折れ線グラフに対応させた複合グラフ
  • 2軸上の折れ線:左右2つの軸を使った折れ線グラフ

試験ポイント

第2軸の設定方法と、どのデータをどちらの軸に対応させるかを理解する。

体裁処理 / 区分線 / 軸の反転
  • 体裁処理:グラフのタイトル・凡例・軸ラベルなどの書式設定
  • 区分線:積み上げ棒グラフで各系列の境界を示す線
  • 軸の反転:軸の大小方向を通常と逆向きに表示する設定

試験ポイント

グラフの細かい設定・書式操作について問われることがある。

2. データベースソフトウェアの活用

【リレーショナル型データベース】

データベース

大量のデータを体系的に整理し、効率よく管理・検索・更新できるよう格納したデータの集まり。

試験ポイント

「データを体系的に管理する仕組み」と覚える。

DBMS

Database Management Systemの略。データベースを管理するためのソフトウェア(第1級でも登場)。

試験ポイント

「データベースを管理するソフトウェア」と覚える。

基本表(実表)

実際にデータが格納されているテーブル(表)。ビュー表(仮想表)と対比される。

試験ポイント

「実際にデータが存在する表」と覚える。

テーブルの構成要素

テーブル(表)・レコード(行)・フィールド(列)・データ型で構成される。

試験ポイント

各要素の名称と意味を正確に覚える。

テーブル(表)

データを行と列で整理した、データベースの基本構造。

試験ポイント

「データを格納する表」と覚える。

レコード(行)

テーブルの1件分のデータ。1行が1件のデータに対応する。

試験ポイント

「1件のデータ=1行」と覚える。

フィールド(列)

テーブルの各属性(項目)に相当する列。

試験ポイント

「データの属性・項目=列」と覚える。

データ型(数値型・文字型・日付/時刻型)

フィールドに格納できるデータの種類を定義するもの。

  • 数値型:計算に使う数値データ
  • 文字型:文字列データ
  • 日付/時刻型:日付・時刻データ

試験ポイント

データ型の選択ミスは集計エラーの原因になる。

仮想表(ビュー表)

SELECT文で定義した仮想のテーブル。実際にデータを持つのではなく、クエリの結果を表のように見せる。

試験ポイント

「実データを持たない仮想の表」がキーワード。セキュリティ・操作の簡素化に使われる。

関係演算:選択・射影・結合

リレーショナルデータベースの基本操作。

  • 選択(σ):条件に合う行(レコード)を取り出す操作(WHERE句に対応)
  • 射影(π):必要な列(フィールド)を取り出す操作(SELECT句に対応)
  • 結合(⋈):複数のテーブルを共通の列で組み合わせる操作(JOIN/SELECTの複数テーブルに対応)

試験ポイント

3つの操作の違いを整理する。SQLのどの句に対応するかを覚える。

集合演算:和・積・差
  • 和(UNION):2つのテーブルのレコードを、重複を除いて合わせる(UNION ALLでは重複も含める)
  • 積(INTERSECT):2つのテーブルに共通するレコードを取り出す
  • 差(EXCEPT/MINUS):一方にあって他方にないレコードを取り出す

試験ポイント

ベン図で視覚的に理解する。SQLのUNION・INTERSECT・EXCEPTと対応する。

主キー(プライマリキー)

テーブルの各レコードを一意に識別する列(またはその組み合わせ)。NULLは不可で重複不可。

試験ポイント

「レコードを一意に特定する列」と覚える。複合キー・外部キーとの違いを整理する。

複合キー(連結キー)

複数の列を組み合わせて主キーとする場合の主キー。1列では一意性が保てない場合に使う。

試験ポイント

「複数列を組み合わせた主キー」と覚える。

外部キー

他のテーブルの主キーを参照する列。テーブル間のリレーションシップを表現し、参照整合性を保つ。

試験ポイント

「別テーブルの主キーを参照する列」と覚える。参照整合性制約と関連する。

【SQL】

SELECT ~ FROM ~ WHERE ~

データを検索・取得するSQL文の基本構文。SELECTで列、FROMでテーブル、WHEREで条件を指定する。 例:SELECT 氏名, 年齢 FROM 社員 WHERE 年齢 >= 30;

試験ポイント

SQL問題の基礎中の基礎。書き方と実行結果のイメージを確実に身につける。

比較演算子(=, >, >=, <, <=, <>)
  • =:等しい
  • >:より大きい
  • >=:以上
  • <:より小さい
  • <=:以下
  • <>:等しくない(≠)

試験ポイント

「<>」が「等しくない」を意味することを覚える。

*算術演算子(+, -, , /) SELECT句やWHERE句で数値の計算に使う演算子。 📝 試験ポイント:SELECT句で計算結果を列として取得できる。例:SELECT 単価 \* 数量 AS 金額 FROM 注文;

論理演算子(AND, OR, NOT)

WHERE句で複数の条件を組み合わせるための演算子。

試験ポイント

演算の優先順位(NOT>AND>OR)を覚える。括弧を使って優先順位を明示することが重要。

関数(SUM, AVG, MAX, MIN, COUNT)

集計関数。SELECT句でGROUP BYと組み合わせて使うことが多い。

  • SUM:合計
  • AVG:平均
  • MAX:最大値
  • MIN:最小値
  • COUNT:件数(COUNT(*)で全件、COUNT(列名)でNULL除外)

試験ポイント

各関数の動作とCOUNT(*)とCOUNT(列名)の違いを覚える。

列名の別名指定(AS)

SELECT句で取得する列に別名(エイリアス)をつけるキーワード。 例:SELECT 単価 \* 数量 AS 金額

試験ポイント

「AS 名前」で別名をつけられる。日本語の別名も可能(環境による)。

第2級:プログラミング範囲

1. 関連知識
翻訳(コンパイル)

プログラムのソースコード(人間が書いたプログラム)をコンピュータが実行できる機械語(目的プログラム)に変換する処理。

試験ポイント

コンパイル=翻訳の一種。インタプリタとの対比が重要。

機械語

CPUが直接理解・実行できる2進数の命令コード。

試験ポイント

「コンピュータが唯一直接実行できる言語」と覚える。

テストラン

実際の本番データを使わず、テスト用のデータでプログラムの動作を確認する実行テスト。

試験ポイント

「テストデータで動作確認」と覚える。

文法エラー(シンタックスエラー)

プログラムの構文規則に違反した誤り。コンパイル時に検出される。

試験ポイント

「コンパイル時に検出」と覚える。論理エラーとの対比が重要。

論理エラー(ロジックエラー)

文法的には正しいが、プログラムの処理ロジックが誤っているためコンパイルは通るが実行結果が不正になる誤り。

試験ポイント

「実行できるが結果が正しくない」がキーワード。デバッグが難しいのがこのタイプ。

デバッグ

プログラムの誤り(バグ)を発見して修正する作業。

試験ポイント

「プログラムのバグを見つけて直す作業」と覚える。

言語プロセッサ

プログラム言語で書かれたソースコードを機械語に変換するソフトウェアの総称。コンパイラ・インタプリタ・アセンブラが含まれる。

試験ポイント

「プログラム言語を機械語に変換するツールの総称」と覚える。

コンパイラ

ソースコード全体をまとめて機械語に変換し、実行可能なプログラムを生成するプログラム。変換後の実行は速い。

試験ポイント

「一括変換→高速実行」がキーワード。インタプリタとの対比が頻出。

インタプリタ

ソースコードを1行ずつ読み込みながら順次実行するプログラム。変換と実行を同時に行うため、コンパイラより実行速度は遅いが、すぐに実行できる。

試験ポイント

「1行ずつ変換・実行→実行は遅い」がキーワード。

アセンブラ

アセンブリ言語(機械語に近い低水準言語)で書かれたプログラムを機械語に変換するプログラム。

試験ポイント

「アセンブリ言語→機械語に変換」と覚える。コンパイラ(高水準言語→機械語)との違いに注意。

プログラム言語(C言語・Java・アセンブリ言語・簡易言語)
  • C言語:汎用性が高い手続き型言語。OSなどの開発に使われる。
  • Java:オブジェクト指向言語。JVM上で動作するため、実行環境が用意されていればOSの違いを意識しにくい。
  • アセンブリ言語:機械語に対応した低水準言語。
  • 簡易言語(4GL):非専門家でも扱いやすい高水準言語。マクロ言語など。

試験ポイント

各言語の特徴と用途の違いを整理する。

データチェックの種類
チェック名 内容
シーケンスチェック データが決まった順序(昇順など)に並んでいるか確認
リミットチェック 値が決まった範囲内に収まっているか確認
トータルチェック 合計値が正しいか確認(ハッシュトータルなど)
ニューメリックチェック 数値項目に数値以外の文字が含まれていないか確認
チェックディジットチェック コードの末尾につけた検査用数字で誤入力を検出

試験ポイント

各チェックの目的と内容を整理する。名称と説明の対応問題が出やすい。

グローバル変数 / ローカル変数
  • グローバル変数:プログラム全体(全てのプロシージャ)から参照・変更できる変数
  • ローカル変数:宣言したプロシージャ(関数)の中でのみ使える変数

試験ポイント

「有効範囲(スコープ)」の違いが重要。グローバル変数の乱用はバグの原因になる。

2. アルゴリズム
手続きの呼び出し

メインプログラムからサブプロシージャ(手続き)を呼び出して実行する処理。

試験ポイント

呼び出しと戻りの流れをトレースできるようにする。

データの集計

配列などに格納されたデータの合計・件数・平均などを求める処理。

試験ポイント

繰り返し処理(For〜Next等)と組み合わせて使うアルゴリズムを理解する。

データの件数 / 最大値・最小値
  • 件数:条件に合うデータの個数をカウントする処理
  • 最大値・最小値:データの中から最大または最小の値を見つける処理

試験ポイント

初期値の設定(最大値の初期値は最初の要素等)と更新条件を理解する。

一次元配列

データを1列に並べた配列構造。インデックス(添え字)で各要素にアクセスする。

試験ポイント

宣言・代入・参照の書き方と、ループを使った処理の流れを理解する。

線形探索

配列の先頭から順に目的の値を探す探索アルゴリズム。データが整列されていなくても使えるが、最悪の場合は全件調べる。

試験ポイント

「先頭から順に探す」「ソート不要」がキーワード。二分探索(第1級)との速度比較も整理する。

多分岐

条件に応じて3つ以上の処理に分岐するアルゴリズム。マクロ言語ではSelect Case文で実装する。

試験ポイント

If〜ElseIf〜Elseによる多分岐とSelect Caseによる多分岐の書き方を覚える。

3. プログラム言語(マクロ言語)
変数:Long、String
  • Long(ロング):整数(長整数型)を格納する変数型。-2,147,483,648〜2,147,483,647の整数を扱える。
  • String(ストリング):文字列を格納する変数型。

試験ポイント

各型の用途(Long=整数計算、String=文字処理)を理解する。

定数

プログラム実行中に変化しない固定値に名前をつけたもの。Constキーワードで宣言する。 例:Const 消費税 = 0.1

試験ポイント

「変更されない値に名前をつける」と覚える。可読性向上と変更管理の容易さが利点。

比較演算子(=, >, >=, <, <=, <>)

条件式で値を比較するときに使う演算子。SQLと同じ記号だが、マクロ言語では代入にも「=」を使うため文脈で区別する。

試験ポイント

「<>」が「等しくない」であることを覚える。

*算術演算子(+, -, , /, ^, Mod, \)

  • +, -, *, /:加減乗除
  • ^(ハット):べき乗(例:2^3 = 8)
  • Mod:剰余(割り算の余り)
  • \(環境によっては¥と表示):整数除算(小数点以下切り捨て)

📝 試験ポイント:^(べき乗)・Mod(余り)・¥(整数除算)は独特の演算子なので確実に覚える。

代入演算子(=)

変数に値を代入するための演算子。 例:x = 5

試験ポイント

「=」が代入と比較の両方に使われるため、文脈による使い分けを理解する。

論理演算子(And, Or, Not)

条件式を組み合わせる演算子。SQLの大文字表記と異なりVBAでは頭文字大文字が一般的だが意味は同じ。

試験ポイント

複合条件を作るときに使う。優先順位(Not>And>Or)を覚える。

文字列結合(\&)

文字列を結合する演算子。表計算のセル参照と同じ記号で同様の用途。 例:姓 \& " " \& 名

試験ポイント

「&で文字列を連結」と覚える。

注釈(')

シングルクォート(')以降の行をコメント(注釈)として扱い、プログラムとして実行されないようにする。

試験ポイント

「'以降はコメント(実行されない)」と覚える。

関数:MsgBox、InputBox、Val、Int
  • MsgBox(メッセージ):ダイアログボックスでメッセージを表示する
  • InputBox(メッセージ):ユーザーから文字列の入力を受け取るダイアログを表示する
  • Val(文字列):文字列を数値に変換する
  • Int(数値):その数値以下の最も近い整数を返す(負の数に注意)

試験ポイント

各関数の目的・引数・戻り値を正確に覚える。MsgBox(表示)・InputBox(入力)の使い分けが重要。

If ~ Then ~ Else ~ End If

条件分岐を行う基本構文。条件がTrueのときThen以降、FalseのときElse以降の処理を実行する。

If 条件 Then
    処理1
Else
    処理2
End If

試験ポイント

ElseIf(複数条件)の使い方と、ネスト(入れ子)構造のトレースができるようにする。

For ~ Next

決まった回数だけ繰り返す処理(カウンタ制御ループ)。

For i = 1 To 10
    処理
Next i

試験ポイント

カウンタ変数の初期値・終了値・Step(増分)を理解する。Stepを省略すると1ずつ増加。

Do While ~ Loop

条件がTrueである間、繰り返す処理(条件制御ループ)。条件が最初からFalseなら1回も実行されない。

Do While 条件
    処理
Loop

試験ポイント

Do Until(条件がFalseの間繰り返す)との違いと、Do〜Loop While(後判定)との違いを整理する。

Sub ~ End Sub

戻り値を返さないプロシージャ(手続き)を定義する構文。マクロの実行単位。

Sub プロシージャ名()
    処理
End Sub

試験ポイント

Function(戻り値あり)との違い(Subは戻り値なし)を覚える。Callで呼び出す。

効果的な学習のために

この解説集を活用する際のポイントを以下にまとめます。

1. 対比して覚える

ウォータフォール↔プロトタイピング、コンパイラ↔インタプリタ、ミラーリング↔ストライピングなど、対になる用語はセットで整理すると記憶に定着しやすいです。

2. 試験ポイントを優先する

📝マークの内容は特に出題されやすい要点です。まず試験ポイントを確認し、理解が深まったら説明全体を読み込む学習法が効果的です。

3. 計算問題は繰り返し練習する

稼働率・通信速度・画像容量・人日・人月など、計算問題は公式を覚えるだけでなく、実際に問題を解いて手を動かすことが重要です。

4. SQL・マクロは実際に書いてみる

SQL文やマクロコードは読むだけでなく、実際に表計算ソフトで試してみると理解が深まります。